ブログ

傷を癒しに入って来たアクアです。

傷を癒しに入って来たアクアです。

傷ついてしまったアクアが入って来まして治療をしてあげたいと思って引き受けました。
分解してみると右ヘッドランプは助かっていると思ったのですが意外と傷ついてまして取り付け部とレンズの一部が割れて欠損していました。
フロントバンパーも中古部品を使おうと思って部品を探して見たら綺麗なバンパーが見つからず新品と値段が変わらなくなってしまったので変わらないなら新品の方が良いと思い新品に交換することにしました。
フェンダーとヘッドランプは中古がありましたので注文して交換しますが、全部新品で交換しますとかなり金額が行ってしまうのでなるべく安くしてあげたいので中古部品を使うことにしました。でも部品が結構高いのでそれでもかなり出費させてしまうので申し訳なく思います。
でも、フレームまで行ってなかったので助かったなーと思います。

ホンダ・N360エンジン・オーバーホール

ホンダ・N360エンジン・オーバーホール

ホンダ・N360のエンジンのオーバーホールを頼まれまして預かりましたのですが、とても珍しいエンジンです。
N1・N2・N3とシリーズがありますが、このエンジンはN0と言うN1前の車で本当に初期の車で世にあまり台数が出て無い変わった形をしたシリンダーヘッドを持ったエンジンです。
ブロックの方はそれ程変わりはないですが、何しろ普通のNのエンジンとは違い、ヘッドカバーが変わった形をした珍しいエンジンです。

早速分解に入り、当然ながら空冷エンジンですのでウォーターギャラリーやウォーターポンプも無いのでシンプルですが、本田宗一郎さんが作った車ですからすごいです。
もともと2輪車のエンジンで、それを4輪車用に作り替えて乗せてありますが2輪車のエンジンですから良く回ります。
ホンダは4ストエンジンの2気筒ですのでカムシャフトが当然ありますからカムシャフトを回すのにタイミングチェーンでシリンダーとシリンダーの間にチェーンを配置して、この辺りは2輪車のエンジンですので同じです。

エンジンを分解して部品をひとつひとつ綺麗に洗浄して新しいパッキンを付けて組み付けて行きクリアランスなども測りながら組んで大体終わりに近づきましたが車自体(ボディー)が無いのでエンジンしか預かってないから後はどう言うふうにするのかは分かりませんのでここまでです。
ボディーの方は全塗装をするみたいでそちらの方に持って行ったみたいで、私の方はエンジンの作業だけで終わりでした。

ステップ・ワゴン4WD車検?

ステップ・ワゴン4WD車検?

ステップ・ワゴンの車検で入庫して来ましたので、早速リフトに上げまして見たところそれ程悪くないように見えましたがタイヤを外して見るとフロントのディスクパッドがなくリア側も少ないので交換することになりました。

走行距離も68,000キロですから少なくなっても当然と言えば当然ですしその他にもファンベルトもだいぶ痛んでいますからこれも交換して、ロア・アームボールジョイントブーツやタイロッド・エンドブーツにも亀裂があり一緒に交換しました。

前回の分解記録簿を見ますと何もやってなくてもパワステオイルとオートマオイルを交換してありましてその前にも同じく両方のオイルを交換してありました。こまめにオイル交換をすれば車にとって優しいとは思いますが、2回続けてのオイル交換は必要ないと思います。その割にはプラグが結構減っているのに交換しないで納めるなんて信じられません。前回、前々回と同じ指定工場で車検を受けたみたいで、車検場に持ち込みしないからと言って利益主義の整備をされたのではお客さんにとってたまったものではありません。

ちゃんと悪い所は交換して整備して説明してあげればお客さんは納得してくれると思います。

日産・ステージアWGNC34のエンジン不調の原因は

日産・ステージアWGNC34のエンジン不調の原因は

当時乗っていたステージアなのですが走っていて突然エンジンが息つくような状態になり1本ミスしている様な感じになってコンピューターの自己診断をしたのですが、異常は見られず色々と調べても原因がつかめず途方に暮れてディラーに持って行って見てもらいました。
ディラーではIGコイルとプラグの4番シリンダーが怪しいということで交換してもらい車が戻ってきて何日かは調子が良かったのですが、またミスしているようになってしまい最初と同じ状態に症状が出てしまいIGコイルやプラグが原因では無いのではないかと思い自分で色々と調べました。
最初は走行中に症状が出ていたのですが、アイドリング状態でも出るようになりプラグを全部外して見ると4番だけが微妙に焼け具合が違いますので4番シリンダーがやはりダメみたいです。

またディラーに出しても埒が開きそうにもないと思い、自分でもう一度詳しく最初から見てみようと思いテスターでIGコイルに来ている配線の電圧を1番から6番まで調べてみると時々4番だけが微妙に変わりおかしいと思い、IGコイルに来ているハーネスを外して配線に巻いてあるテープを剥がして見ると配線が焦げて硬くなっている所があってそこのテープを剥いて見るとやはり配線が焦げていました。
その焦げている所は1本の線から3番と4番に枝分かれしてカシメで繋いでいる所でカシメが甘くなって接触不良を起こして電気が流れたり流れなかったりしていたみたいでプラグに火を飛ばす電気が流れなかったのではないかと思います。

そのカシメの所を他の所のカシメ部分と一緒にはんだ付けをしてテープを巻いて元の位置に組み付けましてプラグも付けて組み付け終了してエンジンを駆けて見ますと今まで出ていた症状が嘘みたいになく調子が良く、何日たっても今までの症状は起こりませんでした。
やはり原因は配線のカシメの所で何年も経った経年劣化による接触不良による不調が起きたものとみられます。
ステージアのRB25エンジンでこのような現象は初めてで他のエンジンにも無かったので驚きです。

日産NV100 ミッションからの異音?

日産NV100 ミッションからの異音?

日産のNV100なのですが、ミッションから異音がするということで依頼を受けて始まったのですがこの車はスズキで作っているエブリーバンでマニアル車なのですがクラッチペダルがないセミオートマで珍しい車です。
クラッチペダルが無いのにマニアルですからクラッチディスクがあるので普通にクラッチ交換をします。

さて音ですが、クラッチカバーを押すレリーズフォークのベアリングからどうやら音が出ているようです。ベアリングを交換するのですがクラッチディスク・クラッチカバーもついでに交換するということなので交換します。
ミッションを降ろすのにミッションの横に一緒に付いているクラッチを切ったり繋いだりする装置が付いているのでそれを外さないとミッションが降ろせないのでちょっと面倒です。後は外してしまえばFF車より簡単にミッションを降ろすことができますのでFR車は楽です。
この車はスズキのエブリーバンですが日産でNV100と言う名前で販売していますが、スズキの前は三菱のミニキャブをNV100として販売していましたが、三菱では軽自動車の生産を辞めてしまったのでエブリーになったみたいです。

ダイハツ・ハイゼット ターボのラジエター液が無くなる?

ダイハツ・ハイゼット ターボのラジエター液が無くなる?

ダイハツのハイゼット・キャブターボ車のラジエター液が少なくなってしまう、それにオーバーヒート気味になってしまうと言われて入庫して来たので、見て見ますと確かにラジエター液は少なくなっていますしエンジンオイルを見て見ますとオイルが乳白色に濁っていました。
この現象はまさしくシリンダーヘッドのガスケットが抜けているということが分かり、ガスケットを交換しなくてはならないということをお客様に説明をして車を預かることになりました。
早速、シリンダーヘッドを降ろして見て見ますと一ヶ所が確かにおかしいのです。ただ普通に水が無くなってオーバーヒートしたと言うわけではなく、水が無くなると当然オーバーホールするのですがこの車は普通のオーバーヒートとは違うのです。
シリンダーブロック側に異変があり、ブロックからヘッドに水が流れるギャラリーの所にオイル通路の間が腐ってくぼみが出来ていてこれが原因でラジエター液がオイルラインに流れ込みオイルが濁り水が少なくなってしまうことが分かりました。
これではガスケットを交換しても溝が深いので面研磨しても追いつかない位深いので無駄ですから、面研磨するということはオーバーホールになってしまいますからエンジンを乗せ換えた方が安いので、お客様には乗せ換えを勧めました。

お客様も車を乗り換えるにはちょっと予算がないからと修理をすることにしました。
中古エンジンを探して見つかったので、早速乗せ換えにかかりました。エンジンを無事に乗せ換えが終わりその他の部品も付け終わりいよいよエンジン・スタートさせてエンジンも快調です。
しかしこう言うオーバーヒートの車を修理するのは初めてです。こうなった原因はラジエター液をあまり交換してなかってせいではないかと思われます。